2013年1月24日木曜日

読書リハビリと精神的ダイブの間で





最近意識して読書をするようにしています。
年間200冊以上読んでいた中学生の頃のペースにまで戻したいと思いつつ、ハードルは下げて小説、漫画を問わずとにかく読むということを始めました。


で、ここで早速問題が。



集中し過ぎると子供の頃は心が体を離れていくような感覚を視界に感じていました。
目の前で見ているものが少しずつ遠ざかって小さくなっていくんです。
小さくなるから余計に見ることに集中することになってたのかなと思います。
今はちょっと違ってて、見ている・読んでいるの中に心全てがダイブしていって潜行していくような、現実から離脱する感覚に苛まれます。
小説や漫画のような物語を読む醍醐味ってのはまさしくこれなのかもしれないですが、感情移入し過ぎて登場人物と同化してしまうような感覚が著しいです。
読書リハビリ中だから余計なんでしょうか。


最近読んだのだと、「永遠の0 (ゼロ)」の宮部久蔵の想いに、「カペタ」の金田のオープンさと嫉妬心、そして赤坂のひたむきさに、「図書館戦争」の手塚の正論で口出しする衝動と、玄田の投げっぱなしっぷりに没入して同化していました。
読んだ人的にはもしかしたら「えっ?そこ?」ってなるかもしれませんが……。

速い天才の持つ求心力を描くバリ伝フォーマットは永久に不滅です

同化というからには本人になりきっているわけです。似た性格の人物を選んでいるんだと思います。
しかし、この辺りは全然楽しめる同化だったんですよね……。


3月のライオン」の零。
こいつはヤバい。
零にしか同化できないし、その状態で読み進めてどんどん心が削がれました。
ハートウォーミングな瞬間はあるんですが、そもそも前提がエグいから一発一発の切なさ、もどかしさにみぞおちの真ん中を撃ち抜かれ、もんどり打ち、精神力を削り取られてぐったりと疲れてしまいました。
伏線が多すぎるのもイケナイ。いつかこれがこうなるのでは?っていう予想を挟むと気が気ではなくなってしまいます。
巻末に辿り着くたびに没入し過ぎている自分に気付きはするんですが、次巻巻頭を読み始めるとまた直ぐに精神的ダイブを始めてしまう有様です。
要は面白くてやめられないわけです。



読書リハビリを始めて最初に得られたもの。
それは僕が漫画や小説に感情をいいように操られてしまうということでした。
俺ってちょろいんだなー(棒


しかしまさか読書と過集中のバランス感覚のリハビリから始めることになるとは。
3月のライオンの続きを読むために塩野七生で英気を養わないと…。

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